8月6日17年今日の糧

箱舟に入る条件は

創世記689節〜22

この記事が書かれたのはイスラエルの人々が民族存亡の危機に陥っていった時代でした。ノアの物語はユダ王国の滅亡という大惨事の後に、敵地で捕虜として生きている人々へのメッセージがあるのです。

それは、その前の戦争で、人々の心に人間としての尊厳を失わせることが起こったからです。エルサレムが陥落する前、人々は兵糧攻めに遭い、飢餓の中で、骨と皮になりました。精神を病んだ母親が我が子を鍋で煮たと聖書の他の箇所には書かれています。人々の絶望は深かったのです。

ノアの物語を聖書に記したのは、その時人々の苦しみを一番見つめ続けた祭司達だと言われています。彼等も又異国で捕虜とされていました。しかも彼等はバビロンに負けた神に仕えた一番役に立たない者達として取り扱われ、軽んじられていました。彼等は自分達の国が滅亡し、神殿をより所としていた人々に神の姿が見えなくなりそうになるところで、異国の人々に神が笑われている屈辱に耐えながら、なおもそこで、真実な神の思い、神の慰めを見出そうとしたのです。

そして彼等はその悲惨な出来事の中に神の介在を見出します。罪を徹底的に思い知る期間が大切なこと。そしてその裁きの時が過ぎたとき、新しい契約という希望が与えられること。それを記しました。

このことを信じて、主なる神に希を置いて、今の苦しみに耐えてゆく。それが、このノアの物語が伝えるメッセージです。

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聖書では、箱舟に乗るように促された者は家族達でした。しかも鳥、動物など生きとしいける全てのものが、家族の一員のように箱舟に招かれています。今世界と地球を大きな家族として、再構築しなければ、この人間世界はやがて限界を迎えると長く言われてきました。聖書は2600年も前にそれを明記しているのです。ノアの物語はこの世界に、この時代に、言い知れぬ不安を持つものへのメッセージです。争いの種を内に持つ自分に嫌気がさし、苦しむ者へのメッセージです。様々に虐げられているもの、将来に絶望している者へのメッセージです。そしてキリスト教会はこのメッセージを伝え続ける現在の箱舟としてこの地上に立ち続けています。

あなたが箱舟(神の救い)に入る条件は、主なる神が慈しみを持ってあなたを見ている。あなたの人生に関わり続けている。その恵み見つめること。それだけ。教会はそのことを伝え続けています。

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みかんは鹿児島からです。


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by hiraoka-joyful | 2017-08-06 13:55 | トピックス  

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